生産部門
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生産部門
ふ化部門より農場に届いたヒナを育てる直営農場の管理や、契約農家の皆さまの飼育管理技術や経営を指導する部門です。
(1)契約農場・直営農場

ふ化したヒナを若鶏になるまで育てます。
農場では、伝染病の進入を防ぐため、農場の出入り口にて人や車両の消毒を徹底して行っています。
また、発育段階に応じた飼料体系により約48日間飼育しています。特に夏の暑い時期や冬場の寒い時期には、昼夜問わず温度や換気管理を徹底するなど、細心の注意を払っています。

自社の直営農場では、温度や換気などを自動でコントロールする管理システムを利用して飼育管理を行っています。
契約農場では、日本3大地鶏の1つで国の天然記念物に指定されている薩摩鶏の血を引く鹿児島ブランド認定の”さつま若しゃも”の生産にも取り組んでいます。
(2)生産技術・経営指導

各団地に指導員と呼ばれる社員を配属して、契約農家のみなさまへの飼育管理技術や経営指導を行うとともに、農家同士の情報共有のパイプ役として、重要な役割を担っています。
飼育鶏一覧
ブロイラー

出所を明確化することによる安全性
- 生産・処理・流通面におけるロット管理により、出所が明確化されています。
- 健康咲鶏は、抗菌性物質を配合した飼料を全期間使用していません。
健康咲鶏 | 全期間 |
---|---|
一般のブロイラー | 出荷前(と殺前)7日間以上 |
定められた品質の管理
- 処理から配送まで、決められた温度管理による品質保持に取り組んでいます。
- 工場の検査室及び外部検査機関による衛生管理確認のための検査を実施しています。
- 安全な製品供給を行うため、ISO22000、FSSC22000の認証を取得しています。
商品の企画統一チェック
- 商品の検品を実施し、整形・残骨等のチェックを行い規格の統一を図っています。
さつま若しゃも

鹿児島の地鶏「さつま若しゃも」のこだわり

- 国の天然記念物から生まれました。
-
飼育方法は、次のとおり行っています。
- ふ化日から80日以上飼育しています。
- 全期間平飼いを行っています。
- 28日齢以降は、1㎡あたり10羽以下で飼育しています。
- きめ細かな筋繊維が、おいしさの秘密です。
天然記念物「薩摩鶏」を父親にもつ「さつま若しゃも」
鹿児島県養鶏試験場で、1969年薩摩鶏を利用して肉質の優れた薩摩鶏交雑鶏の実用化に取り組み、1972年太陽国体の食材用に鹿児島県の特産品としての広報宣伝を期して「さつま若しゃも」を作出、販売開始(7万羽)以来、全国に販路拡大し現在に至っております。
- 二元交雑で生れ薩摩鶏の50%の血統を有しています。
薩摩鶏 ♂ + 白色プリマスロック ♀ = 「さつま若しゃも」 - お客様へ生産から販売まで責任を持ってお届けします。

飼育及び防疫体系
飼料内容
区分 | 基本給与期間 |
---|---|
餌付用飼料 | 0日齢〜約12日齢 |
前期用飼料 | 約13日齢〜約20日齢 |
後期用飼料 | 約21日齢〜約35日齢 |
仕上用飼料 | 約36日齢〜出荷まで |
主な原材料
区分 | 配合割合 | 主な原材料名 |
---|---|---|
穀類 | 50%〜70% | とうもろこし・マイロ |
植物性油かす類 | 20%〜40% | 大豆油かす・なたね油かす |
そうこう類 | 0%〜8% | とうもろこし・ジスチラーズグレインソリュブル |
動物質性飼料 | 2%〜5% | 魚粉・チキンミール・ボーク・チキン混合ミール |
その他 | 3%〜10% | 動物性油脂・炭酸カルシウム・食塩 |

ワクチンプログラム
孵化場接種ワクチン
ワクチン名 | 使用目的 |
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MDワクチン | マレック病の予防 |
FPワクチン | 鷄痘の予防 |
IBワクチン | 伝染性気管支炎の予防 |
コクシワクチン | コクシジュウム症の予防 |
農場接種ワクチン
ワクチン名 | 使用目的 |
---|---|
NDワクチン | ニューカッスル病の予防 |
IBDワクチン | ガンボロ病の予防 |
IBワクチン | 伝染性気管支炎の予防 |
事業所紹介
契約農家 |
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薩摩団地 56農場 |
肝属団地 48農場 |
薩南団地 55農場 |
大隅団地 40農場 |
計 199農場(2024年度末実績) |
直営農場 |
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川辺モデル農場 |
福山モデル農場 |
岩南モデル農場 |