Business

事業内容

(1)飼育管理体制

ヒナは外部から購入しており、生産拠点である各飼育農場に導入されます。導入後は、日々の健康観察、徹底した温度・湿度管理および空調管理を行いながら、一羽一羽大切に育てていきます。約46日程経過すると鶏は約3kgまで成長し、このタイミングで「大ビナ」として出荷されます。弊社は、グループで唯一「小ビナ」を出荷しており、小ビナは28日~29日程経過し、1.5kgほどになった鶏を指します。生産部の社員は、生産者への飼育指導をメインとして、鶏の導入から出荷までの計画作成や農場運営のサポートを担っています。

(2)衛生管理・防疫対策

全ての農場においてオールイン、オールアウト方式をとっており、出荷後は鶏舎洗浄・消毒の徹底、また、飼育開始後は衛生プログラムとしてワクチン投与(詳細は飼育および防疫体系に記載)を行うことで、鶏病の発生を予防しています。防疫対策としては、農場敷地内の石灰散布や車輌の消毒、衣服や靴等の履き替え等、病原体の侵入防止対策を行っています。

大ビナの様子

(3)農場や生産者との関わり

当社の農場のほとんどが町内に所在していることから(全28農場中25農場が住田町内)生産部社員は、各農場に向かい飼育管理について生産者と話し合う機会を多く持てます。これにより、農場の状況や課題が見えやすく、また生産者に寄り添った指導が行えます。これらの強みを生かし、日々農場を巡回し、情報共有とコミュニケーションを欠かさないことで、成績の向上につなげています。

生産部社員、巡回中の様子

生産拠点(令和6年8月実績)

飼育及び防疫体系

飼料内容

飼料安全法に基づき屠殺前7日間以上は、抗菌性飼料添加物を含まない飼料を与えて育てています。
区分 基本給与期間
餌付用飼料 0日齢〜約10日齢
前期用飼料 約11日齢〜約20日齢
中期用飼料 約21日齢〜約29日齢
後期用飼料 約30日齢〜約38日齢
仕上用飼料 約39日齢〜出荷まで

主な原材料

区分 配合割合 主な原材料名
穀類 55%〜70% とうもろこし・マイロ
植物性油かす類 20%〜35% 大豆油かす・なたね油かす
動物質性飼料 1%〜5% 魚粉・チキンミール・ボーク・チキン混合ミール
その他 4%〜9% 動物性油脂・炭酸カルシウム・食塩

ワクチンプログラム

孵化場接種ワクチン

ワクチン名 使用目的
MDワクチン マレック病の予防
FPワクチン 鷄痘の予防

農場接種ワクチン

ワクチン名 使用目的
NDワクチン ニューカッスル病の予防
IBDワクチン ガンボロ病の予防
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