全農チキンフーズのマスコットキャラクター、チキンくんと一緒に、全国各地のとり料理やご当地グルメ、名所などをめぐる『全国絶品とり料理紀行 山梨・甲府編』3回目は、甲府鳥もつ煮の他にもまだまだある!甲府のユニークとり料理をご紹介します。
【第3回】まだまだある!甲府のユニークとり料理!と甲州印伝
※緊急事態宣言が出ていない日程で、感染予防、および感染拡大防止対策を行いながら、撮影を行っています。
山梨県には「甲州地どり」という地鶏ブランドがあり、養鶏農家さんが手間暇かけて太陽の下でのびのびと育てた鶏は、引き締まった肉質で旨みがたっぷり!甲州地どりを気軽に味わってもらいたいと、甲府では、事業者が直売所「甲州地どり市場」を作ったり、様々な加工品作りにも取り組んでいます。
まずご紹介するのは、コロナ禍で大変な甲州地どりの養鶏農家の助けになりたいと、甲府の人気飲食店「はじめの一歩 地どりのうえ田」や「銀しゃり処 米右衛門」を経営している植田祐基さんが企画した商品「武田節」です。
「武田節」は、甲州地どりの胸肉を使って作られる「鶏の削り節」で、鰹節と同じ製法で作られています。
「武田節」で取った鶏のおだしは濁りのない、澄んだ黄金色で、すっきりとした雑味のないお味。香りもとっても豊かで、幸せな気持ちになります。コロナ禍で打撃を受けている養鶏農家や飲食店にとって、削り節への加工は保存性を高められる点でも非常に価値があると言います。植田社長の地域の生産者や食材への熱い想いを伺っていただく「武田節」は、一層、美味しく感じられました。

ふっくらとした鶏削り節は、口に含むと良い香りが鼻に抜け、噛めば噛むほどに味わい深い。
甲府や山梨の食材などへの想いを
熱く語ってくれる植田社長武田節を使った、うえ田の鶏だし茶漬けも絶品!

- 武田節
- ★鰹節と同じ製法で作られる「鶏削り節」
- ★黄金色の美しいだしをとることができる
- ★高級品なので余すところなく食べたい人におすすめは、炊きたてのご飯に武田節をのせて醤油をひとたらし!
- ★お店の限定メニュー、茶碗蒸しや鶏だし茶漬けも大人気!
さて、全国各地、ご当地食材を使用したレトルトカレーはたくさんありますが、このご時世に手に入れたい甲府のレトルトカレーがこちら「疫病退散 ヨゲンノトリ咖喱」
ヨゲンノトリは、江戸時代末期に疫病が流行することを予言し、拝めば難を逃れることができると語ったとされる白黒の2つの頭を持つ不思議な鳥で、村の役人がこの鳥に人々の無事を祈ったとされているとか。「かいてらす」にはこのヨゲンノトリのストラップやお守りなど、グッズもたくさん販売されています。私も思わず、こちらのカレーを買いました。美味しくいただいて、飾って、祈ります。
かいてらすにはたくさんの鶏加工品や
甲府の伝統工芸品が並ぶ

- ヨゲンノトリ咖喱
- ★甘口のチキンキーマカレー
- ★パッケージは切り取って、お札のように飾ることができる
- ★食べて飾って・・・みんなで祈ろう!
甲州印伝
甲州印伝のコースターやスリーブ。柄もとってもおしゃれ!
伝統工芸を受け継ぐ「印伝の山本」の伝統工芸士、山本裕輔さん
柄付けに使われる伊勢型紙の美しい柄は手彫り
モダンな柄もあって迷ってしまう愛らしさ
最後に、とり料理紀行でおなじみとなっている、キッチン、テーブル周りのご当地の伝統工芸品を紹介するコーナーです。鹿革に漆で柄を付ける独特の技術で作られる「甲州印伝」は、その柔らかな手触りと、近年は伝統的な柄に加えて、様々な業界とのコラボデザインも登場し、長く愛されている山梨の伝統工芸品です。コースターを始め、熱いコーヒーの紙カップに巻いて使用するスリーブもありました。色柄が豊富な甲州印伝を取り入れると、テーブルがパッと華やかになりますね。
3回にわたってお伝えしてきた全国絶品とり料理紀行・甲府編。コロナ禍にも関わらず、快く取材に応じてくださった甲府の皆さん、本当にありがとうございました。一刻も早くコロナ禍が治まって、元気でのびのびとした甲府の皆さんのご活躍をたくさんのお客さんに見て味わってもらえますように。また必ず、元気でお会いしましょう!

- はじめの一歩 地どりのうえ田
- 山梨県甲府市上石田4-9-3
TEL:055-234-5210

- かいてらす(山梨県地場産業センター)
- 山梨県甲府市東光寺3-13-25
TEL:055-237-1641

- 印伝の山本
- 山梨県甲府市朝気3-8-4
TEL:055-233-1942

