佐賀県西部の伊万里市を経て訪れたのは、佐賀県の東端に位置する鳥栖市です。
鳥栖市は「鳥の栖(すみか)」と書くだけあり、昔から、豊かな森林に渡り鳥などの鳥が多く集まる地域だったのだそう。平成23年に九州新幹線「新鳥栖駅」の開業を記念してご当地グルメとして誕生した「とりこどん」は、鶏と卵を使うことがルール。コロナ禍などを経て提供するお店は減ってしまいましたが、その美味しさから現在も地域住民などにいまだに大人気なのが、こちら、創業50年の老舗「天ぷら海老名」の天丼風「とりこどん」です。
佐賀県西部の伊万里市を経て訪れたのは、佐賀県の東端に位置する鳥栖市です。
鳥栖市は「鳥の栖(すみか)」と書くだけあり、昔から、豊かな森林に渡り鳥などの鳥が多く集まる地域だったのだそう。平成23年に九州新幹線「新鳥栖駅」の開業を記念してご当地グルメとして誕生した「とりこどん」は、鶏と卵を使うことがルール。コロナ禍などを経て提供するお店は減ってしまいましたが、その美味しさから現在も地域住民などにいまだに大人気なのが、こちら、創業50年の老舗「天ぷら海老名」の天丼風「とりこどん」です。
「鳥の巣ごもり」をイメージしたかき揚げに、県産の鶏肉と季節の野菜の天ぷらが丼に。いただいて驚いたのは、うずらの卵?と思って食べた「鳥のたまご」!なんと、茹でて裏漉しした卵を成形して衣を付けて揚げるという、手の込んだ素敵な仕事が施されていました。ホクホク、優しい甘さで忘れられない美味しさに感激しました。
この他、創業50余年、地元に根付く中華料理店・光林飯店のとりこ丼は「天津飯風」の一品。中のごはんに蒸し鶏が入っていて、途中から味変で付属のスープをかけて食べるのも美味。
各店舗のこだわりが詰まった幻の「とりこどん」、鳥栖を訪れたらぜひお試しください。「とりこ」になること間違いなしの美味しさです!
ちなみに、鳥栖市には、前編でお邪魔したJAグループの「夢きら・ら鳥栖店」があり、工場直送のお肉の直売所として、骨太有明鶏のほか、加工品もお得に購入することができます。
私も、東京に配送をお願いするくらい、思わずたくさん買ってしまいましたが、イチオシは「鶏ごぼうピラフ」!具沢山で大容量、とっても美味しかったです。
2回にわたってお伝えした全国絶品とり料理紀行「佐賀編」、いかがでしたでしょうか。佐賀牛のイメージが強い佐賀ですが、ぜひ、骨太有明鶏をはじめとするとり料理にも注目してみてくださいね。