全国絶品とり料理紀行「宮崎」編第2弾。宮崎の鶏料理といえばこちら!!
【第2回】 「てげ、いっぺあるよ(すごく、いっぱいあるよ)」チキン南蛮巡り

『チキン南蛮』!!
揚げた鶏肉にマリネ液に似た甘酸っぱい南蛮酢をかける「チキン南蛮」は、16世紀に盛んだったスペインやポルトガルとの交易「南蛮貿易」で持ち込まれた料理、「エスカベッシュ」や「マリネ」といった酢漬け料理の手法が元になっていると言われています。
しかし当時は、薬や絵など、南蛮貿易によって日本にもたらされたものの多くに「南蛮」と冠がつけられていたとか。博多の鶏料理「水炊き」も長崎に伝わった南蛮料理が伝わったものだそうなので、「南蛮炊き」になっていた可能性もあると考えると、ちょっとおもしろいですね。
- チキン南蛮
- ★南蛮貿易でやってきた「エスカベッシュ」「マリネ」が元になった料理。
- ★もも肉は柔らかジューシー、むね肉はしっとり&さっぱり、ボリューミーな骨つき肉を使うお店まで!
部位はお好みで、もはやカロリーなど気にせずに選ぼう。
さて、このチキン南蛮、どのお店を覗いてもメニューに載っていますが、ひとくちにチキン南蛮といっても、使う鶏の部位も違えば、衣、タルタルソースや南蛮酢にもそれぞれのお店のこだわりがあるようです。
「やまぢ」はしば漬け入りのピンクの
タルタルソースが美味しい!「宗玄」はジューシーなもも肉を使用。
タルタルソースがたっぷり!
「押川弁当」の和洋2種のチキン弁当は
地元の人に大人気!高千穂「神茶家」のチキン南蛮バーガー。
チキン南蛮はバンズにも合う!
「ダイエット中なのに〜」と嬉し泣きしながらチキン南蛮を食べ歩きましたが、感激の美味しさだったのが、チキン南蛮に初めて「タルタルソース」をかけたお店「おぐら」。
あっさりしていて味の淡白な鶏むね肉を美味しく食べられるようにと、甘酢だけではなくタルタルソースをかけたのがはじまりだそう。自慢のタルタルソースはふわふわしていて、私が知っているタルタルソースよりも軽く、たっぷりかかっているのに1滴も残すまじと皿までぬぐいたくなる美味しさでした。
3日間の宮崎滞在でチキン南蛮から明らかに成人女性の許容量を大幅に越えるカロリーを摂取しながら考案した、お家で簡単に美味しく作ることができるチキン南蛮のレシピはこちらからご覧いただけます。
前回の記事でご紹介した、全農チキンフーズが誇る宮崎の銘柄鶏「はまゆうどり」は、肉厚でクセがなく、冷めても柔らかいので、実はチキン南蛮を作るのにぴったりの鶏肉です。ぜひお試しあれ〜。

- 押川弁当
- 宮崎県宮崎市淀川3丁目10-4
TEL:0985-52-1237
営業時間:9:00〜21:00
定休日:月曜日・第3日曜日

- 神茶家
- 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字岩戸794-6
TEL:0982-76-1110

- おぐら 本店
- 宮崎県宮崎市橘通東3丁目4-24
TEL:0985-22-2296

